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2026.03.03

声優朗読劇VORLESEN(フォアレーゼン) 物語の歯車、もう一度  Special Interview

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昨年9月、大分で初めて開催された声優朗読劇フォアレーゼン。
今年も大分公演決定!

大分県出身の声優・野上翔さんは、出演者のひとり。今回が2度目の地元出演となる野上さんに、その想いをお聞きしました。

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野上翔
声優
大分県出身

【主な出演作品】
『アイドルマスター SideM』伊瀬谷四季
『TSUKIPRO THE ANIMATION』久我壱流
『夫婦以上、恋人未満』賀茂貞春

Q1 まずは、声優というお仕事を意識するようになったきっかけを教えて下さい。

 

 中学2年生の夏休みに『声優』という職業と出会いました。
 当時、僕の通っていた中学校では『総合的な学習』の授業で、主に「将来就きたい職業」について取り扱っていたんですが、本当になにも決まってないのがクラスで僕だけだったんです(笑)。急に周りの子たちが大人に見えて、漠然とした不安を抱えたまま過ごしていました。その頃、陸上部に所属していたのですが、怪我で部活を休んでいる間にも、同級生が大会で結果を残したり、去年よりもタイムを縮めていたりと、目に見える形で周りにどんどん置いていかれているのを感じ、戻り辛さを覚えたまま退部、そのタイミングで夏休みに入りました。そうなると無限に時間があるんですよね(笑)。
 元々ゲームやアニメが好きだったので、毎日遊んでいるうちに1本のゲームがエンディングを迎えました。そこでキャラクター名の隣に別の名前があることに気付き「もしこれが職業ならやってみたい」と思ったのが始まりでしたね。
 そこから紆余曲折を経て11年後、25歳になる年にデビューして今に至ります。なので大きなきっかけがひとつ・・・というよりは、色んな要素が不思議なタイミングでピッタリ合わさってくれた結果だと思います。

 

Q2 声優朗読劇フォアレーゼンに初めて参加されたとき、特に印象に残った魅力は何でしたか?

 

 僕が初めて参加させていただいたのは2019年に『嫌がらせ』というパリのカフェを舞台にした物語でした。
 脚本の面白さはもちろん、演じているこちらを物語の世界にもう一段階深く没入させてくれる生演奏のすごさも体感しました。ですが何よりも「東京に集中しがちな声優イベントをそれ以外の場所でも」と話してくれたスタッフ皆様の心意気が一番の魅力だと思います。

 

Q3 前回の公演(2025年9月28日)は、フォアレーゼンとして初めての大分開催でした。実際に舞台に立たれてみて、心に残っている出来事や、嬉しかった観客の反応はありますか?

 

 帰省ではなくお仕事で生まれ故郷に帰ってくるというのは、想像していた以上の緊張感と高揚感がありました。
 僕はとても緊張するタイプで、普段から人前に出るのはあまり得意ではないのですが、地元の安心感もあってか、普段より落ち着いて楽しく臨めたように思います。トークパートで「街に行く」が通じたのも嬉しかったですね(笑)。

 

Q4 これまでフォアレーゼンで演じた役の中で、特に印象に残っている役や物語はありますか?

 

 『ルクレールの暗殺』という作品で演じたギュスターブは、二度演じる機会があったので特に印象に残っています。
 話しかけられても返す台詞は「うん」などの一言のみ。感情表現もそこまで大きくない人物だったので、最後まで心の奥では何を考えているのか分からない、不思議な魅力のあるキャラクターでしたね。
 逆に感情を前面に出していくキャラクターとして、前回の大分公演『天正遣欧少年使節 in メタバース』で演じた千々石ミゲルは、役を通してとても楽しい時間を過ごせました。特に仲間たちに別れを告げるシーンではそれまでの流れと生演奏のおかげもあって、より深く物語に没入できた感覚がありました。

 

Q5 大分に帰ってきたとき、楽しみにしている時間や大切にしていることはありますか?

 

 家族・親族と会えるのが一番の楽しみです。必ず立ち寄る場所は色々あるんですが、何よりも祖父母の墓前に手を合わせることだけは今後も絶対に欠かしたくないですね。

 

_大分公演を楽しみにしている皆さんへ、メッセージをお願いします。

 

 前回出演させていただいてから、まさかこんなに早く次があるとは思っていませんでした。本当にありがたいです。
 自分の生まれ育った土地に帰省でなく、お仕事で帰ってくることができる喜びと、ありがたさを改めて感じています。
 今回も物語の歯車のひとつとしてキチンと機能できるよう誠心誠意臨んでまいりますので、お越しくださる皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

 

最後に・・・ 自分だけのルール、ありますか?

 

 ありすぎてキリがないのですが、根がとても堕惰だと自覚しているので、自分に先回りして、できる準備は前倒しで済ませるようにしています。

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information

日時
2026年4月19日(日) 14:15 開演(13:45開場)
会場
iichikoグランシアタ
出演
立木文彦、小林親弘、日笠陽子、野上翔、増田俊樹、戸谷菊之介 
ピアノ
望月晶
脚本
中野順哉
料金
【一般】
S席 6,000円 · A席 5,000円 · B席 4,000円
【U25割】
A席 2,500円 · B席 2,000円
  • チケットはお一人様4枚まで
  • 未就学児入場不可
  • 「U25割」のチケットをご購入されたお客様は当日身分証を確認する場合がございますので、身分証を必ずご持参ください。
  • 体調不良等、止むを得ず出演者の一部が急遽変更になる場合があります。一部出演者の変更を理由としたチケットの払い戻しは行いませんので予めご了承ください。
  • 無料託児サービスあり(要予約/4月2日(木)17:00まで)/満2歳~未就学児/先着5名)
企画制作
ティーエーエヌジー
主催・お問合せ
iichiko総合文化センター[公益財団法人 大分県芸術文化スポーツ振興財団](097-533-4004)(平日10:00~17:00)

この記事は「びびNAVI vol.114」で掲載された記事です。
五感の翼が広がる総合ガイド誌「びびNAVI」は、iichiko総合文化センター及び大分県立美術館の館内ほか、県内や隣県の公立文化施設などで配布中。

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