センター
2026.03.03

iichikoグランシアタ・ジュニアオーケストラ 第17回定期演奏会 指揮者・清水 醍輝先生インタビュー

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今年度のiichikoグランシアタ・ジュニアオーケストラ定期演奏会で、指揮者にお迎えするのは、清水醍輝先生。
国民文化祭・おおいた2018「オーケストラと合唱の祭典」、そして第13回定期演奏会(2022年)に続く3度目の共演を控えた今、意気込みや若手育成に取り組む思いをお聞きしました。

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清水醍輝
指揮

ヴァイオリンで第57回日本音コン第1位。増沢賞、特別賞受賞。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽部を共に首席で卒業。ウィーン市立音楽院在学中、同学院オーケストラと共演。欧州各国にてリサイタルを行う。2001年11月まで新日本フィルのコンサートマスター。指揮では、キンボー・イシイ氏に師事。日フィル、九響など指揮。その他、桐朋学園大学非常勤講師。また他多数のアマオケの指導、演奏会など多方面にわたる活動を行っている。

嬉しい巡り合わせ

ー指揮を執ってくださるのは3度目になりますが、過去の共演時の印象を教えてください。

 

 オケの雰囲気も、音楽も元気いっぱい!私が言うことに興味を持ち、しっかりと自分の役割を果たそうとする熱量や思いが伝わってきて、こちらの気持ちも高まったことを覚えています。しかも、大分の子たちは曲についてよく勉強をしているので、一緒に過ごす短期間でも、すぐに繋がり合えるところが素晴らしいと思います。それから、定演にOB・OGが手伝いに来るなど、卒団生とつながっているのもまた良いですね。

 

ー今回は4人のOGがソリストとして参加します。これまでに、彼女たちとの接点はありますか?

 

 大学で私の授業を受けていた卒団生がひとりいます。プロの音楽家として、彼女と今回また大分で共演できる・・・音楽をやっていて、こういう巡り合わせに恵まれることはたまらなく嬉しいです。
 ほかにも、初めて大分で指揮をしたときに中学1年生だった子が、今は大学2年生となり、私のもとで学んでいます。

 

ーそんなエピソードを知ると感慨深い今回の定演ですが、プログラムの聴きどころは?

 

 まず『四季』は、曲のキャラクターを踏まえつつ、ソリストそれぞれの良さをのびのびと引き出せたらということに尽きます。ソロを弾くことはとても大変なので、ソリストはどうしても自分のことに集中しがちですが、オーケストラのエネルギーも借りて、全員で一緒に曲をつくり上げてほしいですね。編成が大きな『禿山の一夜』は、独特の”うねり”感を立体的に客席に伝えたい。そして『運命』はベートーヴェンの人生の中でも聴覚を失った時期の曲。その心境に深く寄り添って、音色をつくっていきたいと思います。

これからも応援を!

ージュニアの育成にはどのような思いで取り組んでいますか?

 

 ジュニアオケのメンバーには、音楽の道を志している子や、好きで音楽に打ち込んでいる子などさまざまなモチベーションの子がいます。そんな中で常々感じているのは、本質的な物事を伝えることの大切さ。音楽を通じて”人として大切なことをたくさん学べる”ということを教えたいと思っています。

 

ー「ジュニアオケに入りたいけど、勇気がない」という子に言葉をかけてあげるなら?

 

 「シンバルでも、叩いてみる?」とか?!楽器体験などに参加して、面白いと思えたらそれがきっかけになるのではないでしょうか。もし、僕が子どものころにジュニアオーケストラがあったなら絶対にやってみたかったと思います。今、オーケストラが大好きですからね!

 

ー最後に、ご来場の皆さんにメッセージをお願いします。

 

 ジュニアのオーケストラを聴きに来てくださるファンの皆さまが、子どもたちを豊かに育て、いつか大人になった子どもたちがまたこうした環境を醸成していきます。ですから、皆さんには感謝しかありません。これからもぜひ応援してください。

ジュニアオケ第17回定期演奏会 ホール練習レポートの記事はこちら♪

ジュニアオケ第17回定期演奏会出演ソリストの記事も掲載中♪

information

日時
2026年3月22日(日)13:15 開場 / 14:00 開演
  • 13:30よりアカデミー生によるウェルカムコンサート開催
開場
iichikoグランシアタ
料金
指定席1,500円/自由席1,000円/U25割(自由席のみ)500円/未就学児無料
  • 4歳以上入場可
指揮
清水醍輝
曲目
ヴィヴァルディ/四季
ムソルグスキー/交響詩『禿山の一夜』
ベートーヴェン/交響曲第5番「運命」
お問合せ
iichiko総合文化センター
(公財)大分県芸術文化スポーツ振興財団(097-533-4004)

この記事は「びびNAVI vol.114」で掲載された記事です。
五感の翼が広がる総合ガイド誌「びびNAVI」は、iichiko総合文化センター及び大分県立美術館の館内ほか、県内や隣県の公立文化施設などで配布中。

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