OPAM
2025.09.04

#古風ですみません。 知らんかったで済ませたくない、美の物語がある OPAM会館10周年記念「きらめく日本美術 1300年の至宝展」

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2025年、大分は記念イヤー。

大分県立美術館の開館10周年、そして宇佐神宮の御鎮座1300年。

ふだん見られない“古風なお宝たち”が、OPAMにずらり集まります。

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伝 狩野永徳《帝鑑図屏風》(右)  桃山時代 個人蔵
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伝 狩野永徳《帝鑑図屏風》(左)  桃山時代 個人蔵

信長・秀吉に仕えた天才絵師・狩野永徳と伝承される黄金屏風!

宗麟に招かれて、臼杵・丹生島城で描いた襖絵と同画題という奇跡の屏風

「どうせ昔のお宝でしょ?」

「見ても分からんし…」

 

そう思ったあなたにこそ、見てほしい展覧会です。

大分といえば、温泉? 唐揚げ?もちろんそれも“おおいたの誇り”

でもね~!!!

 

この地には1300年かけて積み上げられた「美」のストーリーがあるんです。

 

「山の神さまに祈った人。」

「禅の教えを墨で表した人。」

「異国からやって来た技を工芸に生かした人。」

「自分の思いを絵にした人。」

 

 大友宗麟は、そんな文化の真ん中で、美をたしなみ、茶道具を愛し、新しい世界を見ようとしていました。その背景にあったのは、豊前・豊後という“文化の交差点”としての大分。

 瀬戸内海を通じて東とつながり、筑後川を伝って西と結ばれていたこの地では、中央の都の美術とも、中国など海外の文化ともつながる、開かれた美のかたちが育まれてきたのです。

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たて約2メートルの巨大だるま!

白隠慧鶴《達磨像》 江戸時代 万寿寺
禅を広めるために無数の絵を描いた白隠の傑作。

そして今回ー 国宝や重要文化財を含む約150点が、OPAMに大集合!

中でも注目は、大友宗麟ゆかりの茶道具が、はじめて一堂に並ぶという歴史的瞬間。

格式高いのに、どこか自由。

お堅そうで、でもちょっとユニーク。

展示を見るうちに、きっと気づきます。

 

「美術って、こんなに面白かったんだ」

「古いのに、新しい」

「知らないまま、通り過ぎなくてよかった」って。

 

あなたの中に眠っていた、“見る目”がひらくかもしれません。

1300年分の、「美の物語」。

今こそ出会う、いま見ておく。

見逃したらもったいない!!

国宝、重文、宗麟の茶道具・・・

information

会期
2025年11月22日(土)~2026年1月14日(水)
  • 休展日:2025年12/22(月)
会場
大分県立美術館 3階 展示室B・コレクション展示室
料金
一般 1,400(1,200)円
大学・高校生 1,200(1,000)円
中学生以下無料
  • ( )内は前売りおよび有料入場20名以上の団体料金
お問合せ
大分県立美術館(097-533-4500)

この記事は「びびNAVI vol.111」で掲載された記事です。
五感の翼が広がる総合ガイド誌「びびNAVI」は、iichiko総合文化センター及び大分県立美術館の館内ほか、県内や隣県の公立文化施設などで配布中。

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