#古風ですみません。 知らんかったで済ませたくない、美の物語がある OPAM会館10周年記念「きらめく日本美術 1300年の至宝展」

2025年、大分は記念イヤー。
大分県立美術館の開館10周年、そして宇佐神宮の御鎮座1300年。
ふだん見られない“古風なお宝たち”が、OPAMにずらり集まります。


信長・秀吉に仕えた天才絵師・狩野永徳と伝承される黄金屏風!
宗麟に招かれて、臼杵・丹生島城で描いた襖絵と同画題という奇跡の屏風
「どうせ昔のお宝でしょ?」
「見ても分からんし…」
そう思ったあなたにこそ、見てほしい展覧会です。
大分といえば、温泉? 唐揚げ?もちろんそれも“おおいたの誇り”
でもね~!!!
この地には1300年かけて積み上げられた「美」のストーリーがあるんです。
「山の神さまに祈った人。」
「禅の教えを墨で表した人。」
「異国からやって来た技を工芸に生かした人。」
「自分の思いを絵にした人。」
大友宗麟は、そんな文化の真ん中で、美をたしなみ、茶道具を愛し、新しい世界を見ようとしていました。その背景にあったのは、豊前・豊後という“文化の交差点”としての大分。
瀬戸内海を通じて東とつながり、筑後川を伝って西と結ばれていたこの地では、中央の都の美術とも、中国など海外の文化ともつながる、開かれた美のかたちが育まれてきたのです。

白隠慧鶴《達磨像》 江戸時代 万寿寺
禅を広めるために無数の絵を描いた白隠の傑作。
そして今回ー 国宝や重要文化財を含む約150点が、OPAMに大集合!
中でも注目は、大友宗麟ゆかりの茶道具が、はじめて一堂に並ぶという歴史的瞬間。
格式高いのに、どこか自由。
お堅そうで、でもちょっとユニーク。
展示を見るうちに、きっと気づきます。
「美術って、こんなに面白かったんだ」
「古いのに、新しい」
「知らないまま、通り過ぎなくてよかった」って。
あなたの中に眠っていた、“見る目”がひらくかもしれません。
1300年分の、「美の物語」。
今こそ出会う、いま見ておく。
見逃したらもったいない!!
国宝、重文、宗麟の茶道具・・・
information
- 休展日:2025年12/22(月)
大学・高校生 1,200(1,000)円
中学生以下無料
- ( )内は前売りおよび有料入場20名以上の団体料金
この記事は「びびNAVI vol.111」で掲載された記事です。
五感の翼が広がる総合ガイド誌「びびNAVI」は、iichiko総合文化センター及び大分県立美術館の館内ほか、県内や隣県の公立文化施設などで配布中。
